■小児用肺炎球菌(13価)

平成25年4月1日から定期予防接種になりました。
また、平成25年11月1日から7価ワクチンが13価ワクチンに変わりました。
※7価で接種が終わっていない方は、残りの回数を13価ワクチンで接種となります。

●予防接種の目的
細菌性髄膜炎を予防するものです。
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、
ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。
肺炎球菌による化膿性髄膜炎は、死亡率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)がHib(ヒブ)による髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています。

●ワクチンの副反応
接種局所の紅斑(71.0~80.7%)、腫脹(はれ)・硬結(しこり)(64.5~74.0%)、疼痛・圧痛(7.5~16.9%)、全身反応として発熱(18.6~24.9%)易刺激性(11.2~20.4%)などがみられます。


■対象年齢:2か月から5歳未満
■接種回数:1回~4回※接種開始年齢によって、接種回数が異なります(下表参照)



●接種開始年齢⇒2か月以上7か月未満
【接種回数】
4回

【接種間隔】
初回3回:標準的には1歳までに27日以上の間隔で接種
追加1回:初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後で1歳になってから接種(標準として1歳から1歳3か月の間に接種)
※ただし、初回2回目及び3回目の接種は2歳までに行い、それを超えた場合は行わないこと(追加接種は実施可能)。また、初回2回目の接種は1歳までに行うこととし、それを超えた場合は、初回3回目の接種は行わないこと(追加接種は実施可能)。


●接種開始年齢⇒7か月以上1歳未満
【接種回数】
3回

【接種間隔】
初回2回:標準的には1歳までに27日以上の間隔で接種
追加1回:初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後で1歳になってから接種
※ただし、初回2回目の接種は2歳までに行い、それを超えた場合は行わないこと(追加接種は実施可能)。


●接種開始年齢⇒1歳以上2歳未満
【接種回数】
2回

【接種間隔】
1回目の接種から60日以上の間隔で接種


●接種開始年齢⇒2歳以上5歳未満
【接種回数】
1回

【接種間隔】