■子宮頸がん
子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因となって発症する子宮頸がんを予防するものです。
●ワクチンの副反応
注射部位の疼痛(83~99%)、発赤(32~88%)及び腫脹(28~79%)などの局所反応と、軽度の発熱(5~6%)、倦怠感などの全身反応がありますが、いずれも一過性で数日以内に軽快します。
接種局所のひどいはれ、高熱、ひきつけなどの症状があったら、医師の診察を受けてください。
■対象年齢:小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女性
●ワクチン種類⇒2価ワクチン
●接種回数:3回
【接種間隔】
標準的な接種方法として、1月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回行う。ただし、当該方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて1回行う。
●ワクチン種類⇒4価ワクチン
●接種回数:3回
【接種間隔】
標準的な接種方法として、2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回行う。ただし、当該方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回行う。
●ワクチン種類⇒9価ワクチン
●接種回数:3回(1回目の接種時に12歳となる日の属する年度の初日から15歳に至るまでの間にある者に対して行う場合に限り2回)
【接種間隔】
標準的な接種方法として、2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回行う。ただし、当該方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回行う。
(2回接種の場合、6月の間隔をおいて2回行う。ただし、当該方法を取ることができない場合は、5月以上の間隔をおいて2回行う。)
■接種上の注意
(1)子宮頸がんワクチンには、3種類のワクチンがありますが、同じ種類のワクチンを接種することが推奨されています。
(2)できるだけ同じ医療機関で接種してください。(ワクチンの混合を防ぐ、接種間隔を確認するため)
(3)ワクチンの選択については、接種する医師とご相談ください。