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平成30年・24週~咽頭結膜熱、伝染性紅斑、流行性角結膜炎~

2018年06月22日

今週の注目感染症  平成30年・24週(6月11日~6月17日)

~伝染性紅斑(りんご病)

ヒトパルボウイルスB19による感染症で、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に網目状の紅斑が現れます。通常は自然に回復しますが、成人では関節炎を合併することもあります。また、B19ウイルスは、妊婦では胎児水腫や流産を、溶血性貧血の患者では汎血球減少を起こすことがあります。飛沫感染、接触感染でうつりますが、感染力は発疹出現前に強く、発疹出現後には消失するため、患者からの感染を防ぐのは困難です。日頃より、手洗い、咳エチケットを心がけて、感染を予防しましょう。

今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内 (4.50)で警報レベル(3)を超えています。
また、厚木保健福祉事務所管内(1.64)、茅ヶ崎市(1.43)でやや高くなっています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、川崎市(2.65)、鎌倉保健福祉事務所管内(2.17)で警報レベル(2)を超えています。
また、茅ヶ崎市(1.14)、横浜市(1.11)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、相模原市 (13.00)で警報レベル(8)を超えています。
また、厚木保健福祉事務所管内 (7.00)、横須賀市(4.00)でやや高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月21日更新)

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