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平成30年・25週~咽頭結膜熱、伝染性紅斑、流行性角結膜炎~

2018年06月29日

今週の注目感染症  平成30年・25週(6月18日~6月24日)

デング熱

デング熱はデングウイルスを持っているネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染する病気で、世界の熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。
急激な発熱に続き、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状が現れ、一部は重症化して、死に至ることもあります。
蚊から感染する病気としては、他にもジカウイルス感染症、日本脳炎、マラリアなどがあります。
これらの流行地域に行かれる場合は、肌の露出を避け、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう。
また、帰国後に発熱して受診する際には、必ず医師に渡航先を伝えましょう。
2014年にはデング熱の国内発生例も報告されました。
国内でも、これから蚊の発生の多い時期には、蚊の発生源を減らし、蚊にさされないように注意しましょう。

今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内 (5.50)で警報レベル(3)を超えています。
 また、厚木保健福祉事務所管内(1.09)でやや高くなっています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、川崎市(3.16) 、茅ヶ崎市(2.00)で警報レベル(2)を超えています。
 また、鎌倉保健福祉事務所管内(1.83) 、横浜市(1.46)、横須賀市(1.00)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、相模原市 (10.75)で警報レベル(8)を超えています。
 また、厚木保健福祉事務所管内 (5.00)、横須賀市(4.50)でやや高くなっています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月28日更新)

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