海老名市予防接種情報提供サービス

平成30年・26週~伝染性紅斑、流行性角結膜炎、手足口病~

2018年07月06日

今週の注目感染症  平成30年・26週(6月25日~7月1日)

伝染性紅斑(りんご病)

第23週(6月4日~6月10日)より、県内で警報レベルを超える地域がみられています。
ヒトパルボウイルスB19による感染症で、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に網目状の紅斑が現れます。
通常は自然に回復しますが、成人では関節炎を合併することもあります。
また、B19ウイルスは、妊婦では胎児水腫や流産を、溶血性貧血の患者では汎血球減少を起こすことがあります。
飛沫感染、接触感染でうつりますが、感染力は発疹出現前に強く、発疹出現後には消失するため、患者からの感染を防ぐのは困難です。日頃より、手洗い、咳エチケットを心がけて、感染を予防しましょう。

今週の定点把握対象疾患
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所管内(5.33) 、茅ヶ崎市(3.71) 、川崎市(3.44)で警報レベル(2)を超えています。
 また、横浜市(1.61)、横須賀市(1.00)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、相模原市 (9.50)で警報レベル(8)を超えています。
 また、厚木保健福祉事務所管内 (5.67)、横須賀市(4.50)でやや高くなっています。
・手足口病の定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内(3.83)でやや高くなっています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月5日更新)

≪戻る