2023年・23週（6月5日～6月11日）

今週の注目感染症　

■ヘルパンギーナ
主にコクサッキーウイルスA群によって、発熱と口腔粘膜の水疱性発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。
乳幼児を中心に夏季に流行します。
いわゆる夏かぜの代表的疾患です。
主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
特別な治療法はなく、対症療法を行います。
予防接種はありません。感染予防には咳エチケット、手洗いが有効です。

■新型コロナウイルス感染症（COVID-19）
令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類定点把握対象疾患に移行しました。
一定の基準により選定された定点医療機関から、新型コロナウイルス感染症以外の定点把握対象疾患と同様に、毎週患者数が報告されます。
2023年第23週の神奈川県における定点当たり報告数は5.03で前週4.38に比べ増加しています。
新型コロナウイルス感染症の定点医療機関からの報告数・定点当たり報告数について、くわしくは 表１（保健所別） 、表２（年齢階級別） 、表３（5週前～今週の推移） をご覧ください。

■RSウイルス感染症

【神奈川県感染症情報センターより参照】
（令和5年6月15日更新）