更新日:2025年6月30日

【病気の説明】
ジフテリアについて
 ジフテリアは、ジフテリア菌により発生する病気です。主に飛沫感染(ウイルスや細菌が咳やくしゃみなどで空気中へ飛びだし約1mの範囲で人に感染)によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜などのまひ、心不全をきたして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合もあります。

破傷風について
 破傷風は、破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし、菌の出す毒素がさまざまな神経に作用します。口が開きづらい、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排せつ障害ののち、亡くなってしまう場合もあります。

【DT(ジフテリア・破傷風/2種混合)予防接種について】
 2種混合(DT)ワクチンは、ジフテリアトキソイド及び破傷風トキソイドを混合したワクチンです。ワクチン接種により、ジフテリアにかかるリスクを95%程度減らすことができ、破傷風に関しては100%近い方が十分な抗体を獲得すると報告されています。乳幼児期に3種混合、4種混合、5種混合ワクチンなどで獲得した抗体の効果を持続させるため、二種混合ワクチンを接種します。

【対象年齢】
11歳以上13歳未満の方(11歳の誕生日の前日から13歳の誕生日の前日まで)

【対象年齢】
標準的な接種期間は、11歳から12歳に達するまで

【接種回数】
1回

【予診票発送時期】
1日から14日生まれの方は11歳に達する前月
15日から31日生まれの方は11歳誕生月
注記: 住所や氏名を変更した場合、予診票を紛失した場合は、接種前に予診票の再交付申請をしてください。

(詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください)
中央区ホームページ/DT(ジフテリア・破傷風/二種混合)(定期予防接種)