更新日:2025年6月30日

【ロタウイルス感染症について】
 ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすい病気です。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。ふつう、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。大人はロタウイルスの感染を何度も経験しているため、ほとんどの場合、軽い症状ですむか症状が出ません。しかし、乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。
 主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。脱水症状がひどくなると点滴が必要となったり、入院が必要になったりことがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%前後はロタウイルスが原因です。

【ロタウイルス感染症予防接種について】
 ロタウイルスに対するワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎による入院患者を約70~90%減らすことができたと報告されています。
 ロタウイルスワクチンは現在2種類(ロタリックス(1価)とロタテック(5価))が定期予防接種で使用されています。どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、飲むワクチンです。1つ選んで接種します。

【対象年齢】
・ロタリックス(1価)を使用する場合
出生6週0日後から24週0日後までの間にある方
・ロタテック(5価)を使用する場合
出生6週0日後から32週0日後までの間にある方

【接種回数・接種間隔】
・ロタリックス(1価)を使用する場合
出生6週0日後から24週0日後までに2回接種

標準的な接種間隔
1回目:生後2カ月に至った日から出生14週6日後までの間
2回目:1回目から27日以上の間隔をおいて接種

・ロタテック(5価)を使用する場合
出生6週0日後から32週0日後まで3回接種

標準的な接種間隔
1回目:生後2カ月に至った日から出生14週6日後までの間
2回目:1回目接種から27日以上の間隔をおいて接種
3回目:2回目接種から27日以上の間隔をおいて接種

【予診票発送時期】
 1日から14日生まれの方は生後2か月に達する前月
 15日から31日生まれの方は生後2か月に達する月
注記: 住所や氏名を変更した場合、予診票を紛失した場合は、接種前に予診票の再交付申請をしてください。

(詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください)
中央区ホームページ/ロタウイルス感染症(定期予防接種)